本日は、教育実習生佐野先生の研究授業が行われました。
研究授業は、実習生が実習の成果を発表する場であり、同時に中杉の指導担当の先生やそれ以外の先生、そして大学の担当教授に見ていただく場でもあります。
実習生にしてみれば、自分が高校生の時にはなかったChrome Bookが手元にあり、自分が高校生の時にはなかったプロジェクターとスクリーンがあります(いや、プロジェクターは高校生活の最後の方には導入されていたでしょうか?)。――つまり、「自分が教わったのとは異なる教え方や学び方」を考えなければいけないわけです。これはなかなか大変なことですね!
もちろん、それは現役の教員である私達も同じです。カリキュラム改訂によって今までにないコンセプトの科目が生まれたり、ツールの開発・普及によって新しい学習スタイルが生まれたりもします。「自分はこのように教わった(学んだ)が、今だったらどう教える(学ぶ)のが良いか?」――そんなことを日々考えながらお仕事をしています。
ちなみに、実習生の佐野先生は中杉から中大以外の大学に進学されました。明日の「他大も考える会」(有志の集まりです)では、そんな佐野先生の進学事情についてもお話をうかがえるとのこと。お楽しみに。
(教職を考えている皆さん、中大に進学した場合、様々な事情により中杉で教育実習を行うことはできませんので、覚えておいてください。かくいう中杉出身の私も地元の中学校で教育実習を行いました。)