一斉テストの2日めの午後は防災訓練が予定されています。
中杉は「防災士」3名を擁し、防災の取り組みに対して社会的にも高い評価をいただいています。
さて、来る次の防災訓練では、備蓄食料をどのように全校生徒に準備・配膳するのか――ということをテーマに行うことを予定しており、本日は有志の先生方が集まって予備訓練を行いました。
中杉が所有している「レスキューキッチン」。ご飯を炊いたり、その他の調理をしたりすることができます。自衛隊などが所持しているのと同種です。
熱源は灯油です。
ご飯も炊けるしお味噌汁も作れるレスキューキッチンではありますが、1台ではそこまでのものはできません。災害時に調理前の食材を揃えるすべもありません。したがって、災害時の食事は「水やお湯さえ用意すればできるもの」ということになります。今日は賞味期限を過ぎた備蓄の水をガンガン沸かしました。
非常食となるフリーズドライのシチューです。「缶切り」を使ったことのない若手の先生に開けてもらいました。
フリーズドライのシチューに熱湯を注いでいる様子。うまく分業しないと、1000人分の用意にはものすごい時間がかかってしまいそうです。
シチューとクラッカーのお食事。非常時に温かいものがいただけるのは有り難いですね!(味もバッチリ!)
同じく賞味期限の切れたアルファ米のカレーもいただきました。「カレー味のリゾット」という感じですが、これも美味しいものでした。
交通機関が寸断されるような大きな災害時には全校生徒が学校に寝泊まりすることになります。災害時に人を移動させないことは、社会的な要請でもあります(帰宅困難者が一斉に移動することで緊急車両の円滑な移動ができなくなるからです)。学校としても3日3晩全校生徒が寝泊まりすることを想定して様々な備えをしているわけですが、今回のような訓練を通じて、いつ大きな災害が来ても慌てず対応できるよう準備を進めて参ります。